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液状化対策・軟弱地盤対策で気候変動緩和に貢献!【飛島建設株式会社】

更新日:2021年01月10日

建設業と聞くと、つい自然破壊や環境汚染など自然への配慮がないと思われがちですが、全く違います。液状化対策・軟弱地盤対策を始めとする地震減災を行いながら温室効果ガス削減、森林活性化に貢献し、持続可能な発展を既に実現しています!

軟弱地盤対策で気候変動緩和に貢献

昨今、気候変動が世界的に大きな課題になっている中、「地中に森を作る」というスローガンでこの課題に立ち向かおうとしている企業が飛島建設株式会社です。

その具体的な方法は、軟弱地盤対策に木材を使用するというものです。この方法には様々なメリットがありますが、特に温室効果ガス削減による気候変動の緩和につながると考えられています。では、軟弱地盤対策に木材を使用することがどのように、気候変動の緩和につながるのでしょうか。

軟弱地盤とは、日本の海岸沿いや河川沿いに多く見られる水分を多く含んだ堆積年代の新しい平らな土地や埋立地に多く見られる地盤のことです。

軟弱地盤は大きく分けて粘土質の地盤と砂質の地盤の二つに分かれます。粘土質の地盤上の構造物では常時の沈下や傾斜、砂質の地盤上の構造物では地震時の液状化による危険性が高いため、その対策として木材で地盤の補強を行います。

木材は大気中から二酸化炭素を吸収し炭素を固定しているので、木材を地盤補強材として長期使用することで、長期間炭素を地中に貯蔵し温室効果ガスを削減できるのが特長です。丸太を軟弱地盤に打設し、軟弱地盤対策と気候変動緩和策を同時に行うことで、持続可能な発展を既に実現しています。

木材を地中に埋め込むことがなぜ気候変動緩和につながる?

軟弱地盤対策に木材を使用することが気候変動緩和につながる大きな理由は、この工法によって炭素を地中に長期貯蔵することができるからです。

木材の大半は水素と酸素と炭素でできており、木材の50%は炭素で、この炭素は大気から回収固定されたものです。地中に木材を埋め込むことで、大気中にあった炭素を地中に封じ込めることになります。したがって、地中に木材を使用する量に比例して、炭素の貯蔵量も増加し、その分大気から炭素(二酸化炭素)を純減できます。

飛島建設株式会社が行っているこの工法によって排出される二酸化炭素量は、貯蔵できる炭素量よりはるかに少ないため、工事をすればするほど温室効果ガスの削減につながるというわけです。

木材を使用することで二酸化炭素削減につながる?

では、木材を使用した二酸化炭素の削減のサイクルをより詳しく解説していきます。成長中の樹木は光合成によって二酸化炭素を吸収し、酸素を排出し、炭素を樹木として固定します。

樹木は呼吸もしていて成熟した樹木では、二酸化炭素排出量も多くなり、同時に枝葉が落ちそれが腐るなど生物劣化することで二酸化炭素の排出量が増えます。

成熟した樹木は、このような二酸化炭素の排出量と、炭素の固定量とがバランスした状態になり、大気からの二酸化炭素の削減量は実質ゼロとなってしまいます。ただし、樹木には大量の炭素が固定されています。

ですから、アマゾンの等のジャングルは、巨大な炭素の貯蔵庫になっていますが、大気からの二酸化炭素削減にはほとんど寄与していません。

そのため、新たに大気から二酸化炭素を削減するには、「植林」するなどで樹木の成長により木材量を増やすことが必要になります。このような植林が、最も考えやすい二酸化炭素削減の方法ではないでしょうか。

しかし、例えば国内では土地が有限であるため新たに植林する土地はほとんどありません。そこで、密集した樹木を伐り、太陽が当たりやすい適切な間隔にする「間伐」をすることで、太い樹木として木材量を増やすことも有効な方法の一つです。

さらにもう一つの有効な方法が、「木材を利用する」ということです。樹木は森林から伐採しても、大気から吸収し固定した炭素は、燃やしたり腐さらせたりしなければ固定されたままで、それを例えば住宅などに使えば、炭素を都市に貯蔵した状態になります。

樹木を伐採し木材として利用し、伐採した場所にまた植林するということを繰り返すことで、地球上の「木材」の総量を増やすことができます。木材の総量が増えるということは、大気から回収固定した炭素量が増えたことになるので、大気中から二酸化炭素を減らすことができるのです。

木材を使うことでその他の環境フレンドリーなことは?

軟弱地盤対策に木材を使用することで環境に良いポイントは他にもあります。丸太は自然材料なので、地中で地盤補強材料として利用しても地下水汚染の心配がありません。

例えば、セメントや薬剤を使用した場合、人への影響以外に地中生態系への影響を考える必要があります。生態系のバランスは、大変微妙です。

万が一何かしらの問題が発生した場合、その影響は計り知れないといった不安が伴います。しかし、自然素材の丸太を生材で使用することで、そういった不安を払拭することが可能です。

木材を地中に埋めて長持ちするの?


ここまで、軟弱地盤対策に木材を使用することの環境に対する様々なメリットを紹介してきましたが、「木材を地中に埋めて長持ちするのか」「水分が多いから腐朽してしまうのではないか」という疑問を持った方もいるのではないでしょうか。

結論として、軟弱地盤対策に丸太を使用する場合、腐朽菌や白アリの被害を受けないので丸太は半永久的にこのような生物劣化を生じません。

とはいっても「鉄やコンクリートと比べると強度に欠けるのではないか」という懸念もあると思います。しかし、軟弱地盤対策で木材を使用する時は、杭として使用するのではなく、地盤を補強する材料として使用するので、木材で十分な効果を発揮することができます。

半永久的に腐らないは本当なのか?

木材を劣化させる主な原因は、腐朽菌や白アリなどに攻撃される「生物劣化」です。軟弱地盤は地下水が地表近くにあるという特徴があるので、腐りやすいと思われがちです。

しかし、地下水位以深では酸素がありません。腐朽菌や白アリも生物なので、酸素がなければ生きることができません。

つまり、軟弱地盤では地下水位が浅いということが、実は木材を生物劣化させないということに一役買っています。丸太は地下水位以深にあれば酸素が不足するため腐朽菌や白アリは発生せず、半永久的に劣化することがないのです。

また、地盤の条件に応じて適切な腐朽対策を施すことで、薬剤を使わず地下水位以浅であっても地中の木材を腐朽させないことが可能です。

木材の強度を期待することなく液状化対策

先述した液状化対策においては、補強する材料に強度を期待する必要がありません。液状化が起こる主な原因は、砂地盤が緩く堆積していることです。

そのため、地盤に、ある体積の物を押込み、砂の体積を減少させれば、砂の密度を増加させることができます。

この時、重要なことは地盤内で半永久的に体積を維持できることです。木材が生物劣化を起こさず、体積を維持できれば、地盤内の砂は締め固められた密な状態が続き、液状化を防ぐことが可能となります。

工事のプロセスで二酸化炭素を大量に排出しているのでは?


軟弱地盤対策に木材を利用することで二酸化炭素削減につながるということは理解していただけたと思います。

しかし、工事で重機・トラックの使用などで二酸化炭素をたくさん排出するので、それに比べれば木材に貯蔵された炭素量など高が知れている、という印象を持っている方も多いのではないでしょうか。

実際に計測してみると、木材の炭素貯蔵効果は絶大で、丸太打設の工事による二酸化炭素排出量は、丸太による炭素貯蔵量の10分の1以下であることがわかっています。

したがって、工事をすればするほど、むしろ大気中から二酸化炭素を削減できるのです。二酸化炭素の排出量が少ない省エネルギータイプの工法は他にもありますが、工事をすることで大気中の二酸化炭素を削減できる工法は他には見あたりません。

また、木材には、セメントや鉄に比べて製造時の二酸化炭素排出量が小さいというメリットがあります。特に、地盤補強に用いる木材は丸太を切断し皮を剥いただけなので、材料製造時の二酸化炭素排出量が極めて少ない点が特徴です。

しかも、歩留まりも高いので、前述の炭素の貯蔵効果だけでなく、省エネルギー効果も大きいのです。セメントや鉄などの他材料を使用した場合と比べると、省エネルギーで、かつ、炭素貯蔵の効果があり、温室効果ガス削減効果は抜群だといえます。

他にも、

  • 大型重機を必要としないこと
  • 建設残土が発生しないこと
  • 低振動・低騒音で施工できること
  • 周辺地盤に変位が生じないこと

など、近隣への配慮という意味でもメリットが多い工法です。

まとめ

このように、一見すると環境破壊のイメージが強い建設業ですが、実は環境保全に役立つ工法を開発し手掛けている企業もあります。

飛島建設株式会社では、「地中に森を作る」というスローガンの元、このような取り組みを2004年頃から行っています。現在では、住友林業やミサワホームと木材活用地盤対策研究会を設立し、技術開発とともに普及展開に尽力中です。

日本に多く存在する軟弱地盤対策に木材を利用することで、沈下や傾斜、液状化を防ぐだけでなく、気候変動緩和、森林の活性化に貢献する。多くの方が知らないこのような活動を、少しでも多くの方が理解することも広義に気候変動対策の一助になるのではないでしょうか。

著者

この記事を書いた人

クチコミ.com編集部

ステマややらせを一切排除した口コミを用いながら人気のおすすめ商品やサービス、店舗などを幅広くご紹介します。また、「クチコミ.comでしか見ることができない」記事コンテンツも多くご提供していますのでぜひご覧ください!

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