StockSun株式会社の株本祐己を徹底解説!オンラインサロンの口コミも紹介【年収チャンネル】
更新日: 2020年09月26日
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更新日:2021年01月04日
港区役所では、令和元年度から「白金高輪駅東部地区まちづくり構想」の策定に着手しました。
地域住民からは治安の良さなどに満足している声も寄せられるなか、なぜ、まちづくり構想が発案されたのでしょうか。
今回のまちづくり構想の、まちの将来像およびまちづくりの目標は以下の通りです。
まちの将来像
まちづくりの目標
近年、白金高輪駅周辺では複数のまちづくりが検討されています。また、国土交通省交通政策審議会答申で白金高輪駅と品川駅を地下鉄で結ぶ「都心部・品川地下鉄構想」の新設についても議論が進められています。「白金高輪駅東部地区まちづくり構想」は、これらの動きも踏まえて検討を進めています。
「白金高輪駅東部まちづくり構想」は、意見交換会やアンケートで地域住民の生の声を受け取りつつ、まちの将来像や地域のまちづくりの方向性を示し、住民・行政・事業者などの各主体がまちづくりを行う際のよりどころとなるものであることをご説明いただきました。
※本記事は、令和2年9月の「白金高輪駅東部地区まちづくり構想」第2回意見交換会が終了した時点でのインタビューを元に作成したものです。
今回インタビューにご協力いただいた方:
港区 街づくり支援部
都市計画課長、都市計画課街づくり計画担当係長、担当者様各位
本地区は、以下のような魅力があります。
一方で、次のような課題も抱えています。
本地区を含む白金高輪駅周辺のまちづくりに関する計画としては、西側には平成3年に「白金一・三丁目地区整備ガイドプラン」が策定されています。また、南東側では令和2年に「品川駅・田町駅周辺まちづくりガイドライン2020」が改定されています。しかし、本地区には具体的なまちづくり計画が示されていない状況です。
現在、白金高輪駅周辺でのまちづくりの動きが活発化している状況も踏まえ、まちの将来像を地域の皆さまと共有し、地域が抱えている課題や地域住民のニーズなどに的確に対応しながら、本地区のまちづくりを計画的に誘導していくため、まちづくり構想を策定することとなりました。
モデルというわけではありませんが、本地区の西側の白金一丁目東地区でも、住宅・商業・工場が一体となった複合市街地が形成されています。
当地区は、かつては町工場として繁栄していました。しかし、社会状況の変化で人口減少や工場の転出が進み、道路などの都市基盤の整備が進んでおらず、防災面などで多くの課題を抱えていました。
このような課題があるなかで、駅に隣接した良好な立地条件を生かし、昔からのコミュニティの継承と地域に根ざした工場・店舗などの共存を図っているのです。また、都市基盤整備を行い防災性を向上するなど、安全で快適な複合市街地を形成しています。
「都心部・品川地下鉄構想」は、国土交通省が中心となって検討している、白金高輪駅と品川駅を地下鉄新線で結ぶ構想です。「都心部・品川地下鉄構想」が実現すれば、白金高輪駅と品川駅だけでなく、品川と六本木などの都心部とが直結されることとなります。
その結果、白金高輪駅周辺では交通結節点としての重要性がさらに高まることや、駅周辺はこれまでとは異なる土地利用が想定されます。白金高輪駅に近接している当地区においては、土地利用や道路交通などに関して影響があるという認識です。
特に駅前は、業務拠点としてのポテンシャルに優れた地域となり、業務機能の発展が予想されます。職住近接の都心生活を実現する住宅・商業・工場が共存する複合市街地の形成が想定されます。
交通利便性のさらなる向上にともない、白金高輪駅を利用する人が増加することから、交通結節機能の強化が求められます。
白金高輪駅周辺では、現在、複数の大型マンションの建設が進んでいることに加えて、工事中以外にも複数のまちづくりの計画の検討が進められています。また、「都心部・品川地下鉄構想」も検討されており、今後も人口が増加するなど、地域の様相は大きく変化することが予想されます。
地域の個性としては、例えば、以下のようなものが挙げられます。
地域の個性とも関連しますが、本地区周辺には、国道1号をはさんだ三田四丁目を中心に歴史ある寺社や豊かな緑が多く存在しています。また、地区内の魚らん商店会をはじめ、地区外にも白金商店会や白金北里通り商店会など、にぎわいのある商店会があります。これらの地域資源も活用し、多様な人々が集い楽しめるまちづくりをめざします。
本地区を訪れる人だけでなく、地域の人にとっても歩いて楽しいと感じてもらえる街並みづくりが大切だと考えています。特に人が集まる駅の周辺では、建物低層部へのにぎわい施設を導入することや魚らん商店会の活性化などによって、楽しい街並みづくりが形成されるのではないでしょうか。
また、代々受け継がれるお祭りなどの地域活動を承継し発展させることも、地域の個性を生かしながら多様な人々が集い、楽しめる街につながると考えます。
高輪地区に住み、働き、活動する団体、企業、公官庁で構成される高輪地区生活安全・環境美化協議会や町会・自治会などが行う地域パトロール、落書き消去活動及び通学路点検の支援により、犯罪を未然に防止し、区民が安全で安心できる地域づくりを推進するほか、24時間体制で青色回転灯装備車両による地域パトロールを実施しています。
また、区内のすべての人が守るべきルールとしてみなとタバコルールを定め、推進するほか、地域団体が道路などに設置する防犯灯、防犯カメラの整備費、維持管理費等の一部を補助し、地域の防犯対策を支援。地域の方や団体が一体となって取り組むことで地域コミュニティの強化につながっています。
意見交換会に参加されている方々は、地元住民が中心となっており、年代はさまざまです。特定の年代に偏っていることはありませんが、多くの方々にご参加いただいており、地域の皆さまにとって関心が高いものだと認識しております。
日ごろから町会の相談に応じ、個別支援を行うほか、町会等を主体とするイベントへの補助金を支出しています。地域の方々で結成された地域支援チームによる町会イベントのお手伝いを支援したり、町会の担い手を直接個々の町会へ紹介しています。
また、町会や商店会に対する直接的・間接的な支援により活発なコミュニティ形成を図っています。例えば、令和2年度までに管内全8商店会の紹介冊子作製・配布の支援を行うといったものです。
本地区は、地下鉄白金高輪駅に近接していることや、地下鉄で直結しない渋谷・五反田・新橋などの主要駅に通じるバス路線が多いのが特徴です。「鉄道やバスなど交通機関が充実している」ことが地区の魅力として認識されています。
一方で、白金高輪駅に通じる歩道や階段の幅がせまいなど、白金高輪駅へのアクセスが不便といった物理的な制約を課題として捉えています。
今後は、住民の方々に広くまちづくり構想を周知していきたいです。令和2年度内にまちづくり構想素案のパブリックコメントおよび説明会を行い、住民の方々の意向を反映したいと考えています。
「白金高輪駅東部地区まちづくり構想」は、まちの将来像や地域のまちづくりの方向性を示し、住民・行政・事業者などの各主体がまちづくりを行う際のよりどころとなるものです。まちづくり構想では、地区の目標、方針、方策を示すことで、地域特性に応じたまちづくりを誘導する役割を担います。まちづくり構想の将来像に向かって、地域の各主体が個別の事業や活動を進めることで、地域の課題を解決し、地域の個性を生かしたまちづくりが実現するものです。
地域の持つ強みを有効に活用しつつ、さらに快適な都市づくりをめざしたものだと分かりました。
区と地域住民が一体になれる下地が形成されており、今後の構想の進捗への確かな手ごたえを感じました。
参考URL
港区ホームページ/白金高輪駅東部地区まちづくり構想
https://www.city.minato.tokyo.jp/matizukurikeikakutan/documents/ikenkoukan1.pdf
https://www.city.minato.tokyo.jp/matizukurikeikakutan/documents/ikenkoukan2.pdf
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